捜索現場で新たに1人の遺体…死亡16人に 1人の身元判明で行方不明は14人 静岡・熱海市の土石流 /18日午前11時半
静岡県熱海市で発生した土石流で18日朝、1人の遺体が発見されました。また、16日に死亡が確認された女性1人の身元が判明しています。
現場から中継です。
現場から中継です。
林輝彦アナウンサー
「土石流の発生から16日目となった熱海市は、18日も朝から厳しい暑さの中で捜索活動が行われています。捜索隊員は1300人、重機も30台と数が大幅に増えています。
熱海市はけさ、新たに1人の死亡を確認したと発表しました。性別や身元はまだわかっていません。これで土石流による死者は16人となりました。
また、おととい死亡が確認された女性1人の身元について、熱海市伊豆山の臼井直子さん(38)と判明しました。発災から2週間以上が経過した今もまだ14人の行方がわかっていません。
熱海市内のホテルではいまだ476人が避難生活を続けています。静岡県は17日、みなし仮設住宅として新たに17軒、計137軒の被災者用住宅を確保したと明らかにしました。熱海市は被災者が支援を受けるために必要な罹災証明書の発行を今月中に始める方針です。
現場では土砂とがれきがかなり少なくなっています。捜索活動と生活再建への復旧作業が急ピッチで進められています」