3人の遺体発見、3人の身元判明で死亡18人、行方不明12人に 発災16日目…いまだ476人が避難生活 静岡・熱海市の土石流災害 18日午後5時半
静岡県熱海市で発生した土石流で、県警は、18日新たに3人の遺体を発見したと発表しました。身元はまだわかっておらず、土石流による死者はこれで18人となりました。
土石流の発生から16日目となった熱海市は、18日も朝から強い日差しが照り付け、日中の最高気温は30℃超える厳しい暑さの中で捜索が行われました。伊豆山地区では70代男性が熱中症の疑いで搬送されました。命に別状はありません。伊豆山地区は交通規制がかかっていて、自宅から買い物に行くために普段より長い距離を歩いたとみられています。
静岡県警は18日に新たに3人の遺体が見つかったと発表しました。いずれも午前中に岸谷地区の般若院という寺付近で発見されました。身元は分かっていません。最初に見つかった1人は検死の結果、男性とみられています。これで土石流による死者は18人となりました。
また、おととい16日に死亡が確認された女性の身元について、熱海市伊豆山の臼井直子さん(38)と判明しました。さらに先ほどの災害対策本部会議で2人の身元が判明したと発表されました。発災から2週間以上が経過した今も、まだ12人の行方がわかっていません。
一方、土石流の発生から2週間以上が経過しましたが、避難所となっている市内のホテルではいまだ476人が避難生活を送っています。あすからは、このうち新型コロナワクチンをまだ接種していない12歳以上の人を対象に、伊豆の国市の順天堂大学付属静岡病院で集団接種が行われます。