静岡・熱海市の土石流災害現場で1人の遺体発見…関連を調査 2次災害対策に「傾斜計」6基設置

静岡県熱海市で土石流が発生してあす17日で2週間です。現場で新たに1人の遺体が見つかり、土石流の犠牲者なのか調査が進められています。

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静岡・熱海市の土石流災害現場で1人の遺体発見…関連を調査 2次災害対策に「傾斜計」6基設置

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須藤誠人アナウンサー:「東海道新幹線の山側。多くの隊員の姿が見える。特に数をかけて集中的に捜索活動を行っている」

 16日の熱海市は、午前中から晴れ間がみられ、1日中じめじめとした蒸し暑さとなりました。15日からは本格的に重機も使いながら行方不明者の捜索とがれきの撤去作業が続いています。

須藤誠人アナウンサー:「大量の土砂が覆っていた逢初橋。重機が入ったことで、ほとんど土砂が取り除かれています」

 熱海市によりますと、きょう新たに1人の死亡を確認し、土石流によって死亡したのか調査を進めているということです。いまだ16人が行方不明のままです。

2次災害対策に「傾斜計」

 一方、県はきょう2次災害の対策について検討する発災後2回目の専門委員会を開き、土石流の警戒監視のために崩落の起点とみられる場所に新たに「傾斜計」を6基設置することを明らかにしました。目で見てもわからないような僅かな傾きを察知するもので、危険を知らせる判断材料が増えることになります。

 また、今後は避難生活を続ける人の帰宅解除の範囲や基準についても検討していくことが決まりました。