「市長や市当局の対応に問題があった」…土石流災害の調査報告書を市長に提出 静岡・熱海市

 静岡県熱海市の土石流災害の原因を調査した報告書案が、熱海市議会2月定例会で全会一致で可決し、斉藤栄市長に調査報告書が手渡されました。

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「市長や市当局の対応に問題があった」…土石流災害の調査報告書を市長に提出 静岡・熱海市

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 熱海市議会の百条委員会が調査していた熱海土石流災害の最終報告書案が、市議会本会議で全会一致で可決しました。その後、越村修議長と百条委の稲村千尋委員長が斉藤栄市長に調査報告書を手渡しました。

 調査報告書では8項目にわたって問題点を指摘しています。土採取等規制条例に基づく計画届出書や変更届に不備があったにも関わらず、受理したことなど「市長や市当局の対応に問題があった」としています。総括として「市長と行政当局は多くの尊い命と住民の財産を奪われてしまった事実を重く受け止め、しかるべきその責任を負うべき」と結論付けました。

百条委 稲村千尋委員長:「(市には)責任があったと思います」

 一方、斉藤栄市長は…。

静岡・熱海市 斉藤栄市長:「市の法的な責任については、法的な責任があるとは言えないと考えている」

 こう述べて去年11月に熱海市が発表した総括を改めて主張しました。