静岡・熱海市土石流災害 損害賠償10億円越えか
静岡県熱海市土石流災害の盛り土をめぐる問題で、50人を超える遺族らは土地の所有者側らに対し、9月末に損害賠償を求めて提訴する方針です。
関係者によりますと、遺族らは盛り土があった土地の前の所有者側と現在の所有者側を相手取って損害賠償を請求するため、28日に地裁沼津支部に提訴する方針を固めたということです。
家族を亡くしたり、家が全壊するなどの被害を受けた人も多いため、請求額は10億円以上に上る可能性があるということです。
この問題をめぐっては、すでに前の所有者と現在の所有者に対する刑事告訴が受理されていて、今後、刑事と民事の両面で争われることになります。