熱海土石流災害「静岡県の行政対応について再検証を行うべき」県議会特別委員会

熱海土石流災害における静岡県の対応を検証する県議会の特別委員会が開かれ、第三者委員会がまとめた最終報告書について、「再検証を行うべき」とする意見でまとまりました。

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熱海土石流災害「静岡県の行政対応について再検証を行うべき」県議会特別委員会

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 被害を甚大化させたと指摘される盛り土への行政対応をめぐっては去年、県の第三者委員会が「行政対応は失敗だった」とする最終報告書をまとめています。

 一方、県議会の特別委員会はこの最終報告書の検証を進めて来ましたが、これまでに「最終報告書が熱海市の土採取等規制条例が適正に運用されていれば、災害は防げたという点に絞られている」などとする意見が出ていました。

 26日開かれた委員会では「森林法など県所管の法令については、ほとんど深堀りされず検証が不足している」とし、「県の行政対応について再検証を行うべき」とする意見でまとまりました。

 委員会は、来月中に報告書をまとめる方針です。

 一方、26日午前熱海市の伊豆山港では、県が1月12日に伊豆山港にたまった土砂の2度目の撤去作業を実施したことを受け、県警の機動隊水難救助部隊の隊員らが行方不明者の捜索を行いました。

 熱海土石流災害では27人が死亡、太田和子さんの行方が分かっていません。