断水ほぼ解消も…配管に破裂や亀裂が 土石流で傷ついた配管に水を通し… 静岡・熱海市の土石流災害
甚大な土石流災害を受けた静岡県熱海市の伊豆山地区。被害が大きく復旧が見込めない家屋以外では、断水はほぼ解消されています。
しかし、配管工事を営むこちらの会社には、ある修理の依頼が増えているといいます。
しかし、配管工事を営むこちらの会社には、ある修理の依頼が増えているといいます。
配管工事会社社長
「水が止まっていたのが急に出ると、古い配管がパンクしてしまうことがある。その応急修理など」
古くなった配管や土石流で傷ついた配管に、断水が解消された後に水を通すと、破裂や水漏れなどの故障が起きる場合があるそうです。水道の復旧が進むにつれ、見えてきた新たな被害です。
配管工事会社社長
「これから避難された方が戻ってくると、そういう故障も出てくると思う。被害が少なければいいが、こればかりは時間が経ってみないと分からない」
こちらの自宅兼事務所も、1週間ほど断水していましたが、この間はポリタンクに水をためて過ごしていたといいます。
配管工事会社社長
「おととしも台風で伊豆山地区が断水になり、その時のノウハウ、どうやってやり過ごしたらいいのか経験があったので、そのときの経験を生かしながらなんとか。これも使わないものだと思って捨てようかと思っていたが、思わぬところで役に立ったりした」
熱海市は応急処置として、他の地区から伊豆山地区に配水を行っていて、使用量が増えれば再び断水の恐れがあるため、引き続き節水の協力を呼び掛けています。 (7月22日放送)