前の土地所有者に市が行政指導 現場に残る土砂の撤去などを求める 静岡・熱海市
静岡県熱海市で起きた土石流災害をめぐり、市は前の土地所有者に対して現場に残っている土砂の撤去などを求める行政指導を行いました。
去年7月に熱海市で発生した土石流災害の起点付近には現在も、およそ2万立方メートルの土砂が残っていると見られていて、県は崩落の危険性があるとしています。この土砂をめぐり熱海市はきのう、盛り土の前の所有者である神奈川県の不動産管理会社に対し安全対策を求める文書を出し行政指導を行いました。市は、指導に応じない場合、措置命令の発出や行政代執行を検討するとしています。