違反者には懲役刑も 不適切な盛り土対策を強化する組織が発足 熱海土石流を受けて立ち上げ 静岡県
静岡県熱海市の土石流災害を受け、県は新たに不適切な盛り土への対策を強化するための組織を立ち上げ、23日に初めての会議が行われました。
去年7月の土石流災害では、違法な盛り土が被害を拡大させたと指摘されています。これを受け、県は、盛り土の造成を厳しく規制する条例を制定。来月1日から施行されます。
新たな盛り土規制条例では、一定規模以上の盛り土を造成する場合、県の許可が必要となり、違反すると懲役刑も科されます。23日に発足した県の対策会議は、県の各部局の幹部や警察などで構成され、条例に違反する盛り土に対して、監視を強化したり、安全対策を行ったりするものです。初めての会議では、県が違法と判断した盛り土について危険度を独自にランク分けし、それに応じて定期的なパトロールを行うことや、行政命令を出すなど、対策を強化することを決定しました。