土石流発生から10日目 死者の身元1人判明行方不明者は17人に 静岡・熱海市

静岡県熱海市伊豆山で土石流が発生してから10日目となりました。
11日死亡が確認された1人の身元が先ほど判明し、行方不明者はこれで17人となりました。

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土石流発生から10日目 死者の身元1人判明行方不明者は17人に 静岡・熱海市

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●報告 斉藤慎一朗
「新幹線の線路沿いの住宅ですが消防らが1つの場所に固まって捜索が行われています。この場所はけさから数時間にわたって集中的に捜索が行われていることになります」

熱海市伊豆山の現場では、発災から10日目となった12日も総勢1700人態勢で捜索が行われました。
捜索を難航させているのは、大量の泥と瓦礫。
倒壊した家屋付近では、堆積した土砂に足が埋まり抜けなくなる隊員の姿も…。
捜索隊員らを阻むのは、これだけではありません。
静岡地方気象台によりますと、熱海市の日中の最高気温は28・5℃となり、厳しい暑さとなりました。
熱海市は、11日に死亡が確認された1人の身元が判明したと発表しました。
土石流による死者は10人で、依然17人の行方がわかっていません。
また、この土石流で、住宅などおよそ130軒が被害を受け、582人が避難生活を続けています。
一方、熱海市は12日、土砂災害の恐れが低くなったとして、伊豆山地区の一部を除く市内全域に出していた警戒レベル3の「高齢者等避難」を解除しました。
土石流の起きた地区は、引き続き警戒レベル5の「緊急安全確保」が出されていて、市は土砂災害に警戒するよう呼びかけています。