土石流災害…死亡18人 新たに2人の身元判明し行方不明者は10人に 炎天下での捜索続く 静岡・熱海市 /19日午後6時半
甚大な被害をもたらした静岡県熱海市の土石流災害から19日で17日目です。18日に死亡が確認された2人の身元が新たに判明し、行方不明者はこれで10人となりました。
土石流が発生してから17日目となった現場。倒壊家屋が密集している場所を重点的に、朝から総勢1100人で捜索が行われました。19日の熱海市の日中の最高気温は網代で31.2℃、伊豆山で29℃と厳しい暑さとなりました。伊豆山地区では18日に70代の男性1人が熱中症とみられる症状で搬送されましたが、きょう19日は搬送された人はいません。
また、熱海市は岸谷地区の般若院付近できのう18日に遺体で見つかった3人のうち2人の身元を発表しました。
静岡・熱海市 斉藤栄市長
「死亡された方の2人が判明している。小川徹さん。松本孝広さんの2名。ご冥福をお祈り申し上げる」
熱海市伊豆山の小川徹さん71歳と同じく熱海市伊豆山の松本孝広さんです。土石流では18人が犠牲となっていて、このうち1人の身元がまだわかっていません。また、発災から2週間以上が経過した今もなお10人が行方不明となっています。
現時点で、きのう18日から22人少ない451人が市内のホテルで避難生活を送っていますが、あす20日からは、市内にある別のホテル2カ所に移る予定です。