土石流が発生して11日目、死者は11人 静岡・熱海市
熱海市伊豆山で土石流が発生して11日目。きょう13日、新たに1人の死亡が確認され、土石流による死者は11人となりました。
石田和外アナウンサー:「屋根の形を残した住居。その上にはたくさんの瓦礫。そして捜索する隊員たちは行方不明者を探している」
土石流の発生から11日目。暑さや急な雨など天気の急変に左右されながらも、総勢およそ1600人態勢で捜索が行われました。
熱海市は、きょう新たに1人の死亡が確認されたと発表しました。身元は分かっておらず、これで土石流による死者は11人となりました。いまだ17人の行方がわかっていません。
また、現時点でおよそ530人が避難生活を送っていて、生活再建への支援も求められています。
これを受け、川勝知事はきょう避難者の早期解消に向け、新たに10戸の住宅を確保したと発表しました。これで、113戸が確保できたことになります。
また、通行止めが続く国道135号の代わりに、熱海ビーチラインと伊豆スカイラインを、あす14日から当面の間、無料で開放することを決めました。
一方、ライフラインは徐々に回復していますが、午後3時現在で75件で断水が続いています。
また熱海市は、市内3か所に予定していた海水浴場の開設を、今年は中止すると発表しました。