静岡・熱海市の土石流災害の遺族らが盛り土の前の土地所有者らに31億円の損害賠償求め提訴へ

 静岡県熱海市で起きた土石流災害の遺族らが、盛り土の現在と前の土地所有者らを相手取り、28日、およそ31億円の損害賠償を求める集団訴訟を起こすことが分かりました。

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静岡・熱海市の土石流災害の遺族らが盛り土の前の土地所有者らに31億円の損害賠償求め提訴へ

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 遺族や自宅を失った被災者68人は、土石流の起点となった盛り土の前の所有者である神奈川県小田原市の不動産会社の元幹部と現在の所有者らを相手取り、損害賠償を求める民事訴訟を28日、静岡地裁沼津支部に起こす方針です。

 原告らの財産が損害受けたことや「伊豆山」という地域が喪失したことに対する慰謝料として、およそ31億円の支払いを求めます。

 土石流をめぐっては、遺族の瀬下雄史さんが熱海警察署に業務上過失致死などの疑いで現在と前の所有者を刑事告訴していますが、10月にも遺族6人が殺人の疑いで追加告訴する方針です。