静岡・熱海市の土石流災害 さらに1人の死亡確認、死者12人に 避難者は全館貸し切りで別のホテルに移動へ
片山真人アナウンサー:「きょうも消防隊員、自衛隊、警察による捜索が行われている。まだまだ土石流の爪痕が伊豆山地区、大きく残っている」
土石流の発生から13日目となる現場では、不安定な天気が続いています。きょう15日は午前中の雨から一転して、午後からは気温が上がり、蒸し暑さと戦いながら捜索が行われました。
静岡地方気象台によりますと、不安定な天気は15日までで、16日からは日中に晴れ間もみられる予想です。
熱海市は、15日午後7時ごろ、新たに1人の死亡が確認されたと発表しました。性別や身元はわかっておらず、これで土石流による死者は12人となりました。いまだ16人の行方がわかっていません。
また、現時点で128世帯、131軒が被害を受け、519人が熱海市内のホテルで避難生活を送っています。滞在期限が迫る中、熱海市は20日以降、避難者を市内にある熱海金城館とウオミサキホテルに移すと発表しました。熱海金城館は来月31日まで、ウオミサキホテルは来月6日まで、いずれも全館貸し切りだということです。