被災地の鮮魚店がリニューアルオープン 「地域を盛り上げたい」…高齢化踏まえ野菜や冷凍食品も 静岡・熱海市伊豆山
おととしの土石流災害の被災地・静岡県熱海市伊豆山地区にある鮮魚店が、9月の警戒区域解除に向けて伊豆山を盛り上げようとリニューアルオープンしました。
伊豆山地区で63年間続く鮮魚店「魚久」。おととしの土石流災害では電気やガスなどのライフラインが止まり、1カ月間臨時休業しました。9月の警戒区域解除で、住民も戻る事が予想され改装を決断しました。
三代目高橋一平さん:「災害があってさみしい感じになっている伊豆山を、ちょっとでも盛り上げることが出来ればと思って」
地区の高齢化が進む現状を踏まえ、鮮魚以外にも野菜や冷凍食品など60品目ほど増やし、利便性を高めました。14日は午前10時の開店と同時に多くのお客さんが訪れました。
客(湯河原町から):「きょうオープンだというので、すっ飛んで来ました。「何よりも新しい、品物が」
客(熱海市民):「絶対ここはちょっと遠回りしても買うという買い方ですので」
Q.無くなってしまうと困りますね。
A.「困ります。困ります」
高橋一平さん:「お客さんが離れていかないか、不安だったので、開店と同時にたくさんのお客様に来て頂いて、大変うれしく思います」