【中継リポート】土石流被害がない地域にも「宿泊客のキャンセルが…」 観光シーズンの風評被害を懸念 静岡・熱海市 /11日午後5時過ぎ

斉藤慎一朗記者
 午後5時を過ぎて、シャッターをおろす店が少しずつ出てきました。そして、駅前の商店街ですが、大きな荷物やスーツケースを持った観光客が駅に向かう様子が、ぽつぽつとうかがえます。土石流の発生から1週間がたちましたが、観光客が全くいない、という状況ではありません。

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【中継リポート】土石流被害がない地域にも「宿泊客のキャンセルが…」 観光シーズンの風評被害を懸念 静岡・熱海市 /11日午後5時過ぎ

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 商店街の方に聞くと、土石流の発生で一時避難指示が出たため、店側から予約のキャンセルすることもあったそうです。

 そして、こちらの場所から土石流現場の位置関係ですが、直線距離で約2キロあります。一方で、宿泊客のキャンセルが被害が出ていない熱海駅周辺でも出ているということです。熱海市の斉藤市長は先ほどの会見で、「キャンセルがかなり出ている。熱海市は観光によって、特に夏の観光シーズンは経済に成り立っているので、経済が止まらないように丁寧な情報発信を心がけていきたい」と話していました。

 あすからは東京都で4度目の緊急事態宣言がだされます。新型コロナの影響、そして、土石流の発生による風評被害が今後の熱海市に影を落としそうです。