土石流災害…盛り土直下に毎分100リットルの湧水量 盛り土の重さに耐えきれず崩壊か 静岡・熱海市
静岡県熱海市で起きた土石流の発生原因を調査する検証委員会が開かれ、盛り土の堆積物から大量の湧水があることが明らかになりました。
29日午後行われた検証委員会には、土木や地盤工学の専門家や難波喬司理事らが出席しました。会合では前回行われた検証委員会の意見に対する県の対応状況や崩落地での現地調査の結果報告が行われました。
現地調査では、新たに盛り土直下の渓流堆積物から毎分100リットルの
湧水量があることなどが明らかになりました。
静岡県 難波喬司理事:「集水しやすい盛り土下部付近から順に上方に給水して水圧が上昇し、柔らかくなって盛り土の過重に抵抗することが出来なくなるたびに土塊の滑りが生じて、その結果盛り土全体が崩壊した」
最終報告案については、8月に行われる会合で検証を行ったのち作成するとしています。