土石流の被害は98軒…市が用意した住居に189人が入居 新たな支援施設も開設 静岡・熱海市
静岡県熱海市の土石流災害で、地元を離れて生活する被災者らを支援しようと市が新たにセンターを開設しました。
土石流災害では伊豆山地区などの住宅あわせて98軒に被害が出ました。(全壊53戸、半壊など19戸、一部損害26戸)
熱海市などが用意した公営住宅や民間賃貸住宅には100世帯、189人が入居・またはその予定です。(公営住宅53人、32世帯、民間賃貸住宅136人、68世帯・10月1日時点)
この中には地元熱海市を離れて暮らす人もいて、こうした人の支援のため市と社会福協議会は「熱海市伊豆山ささえ逢いセンター」を開設しました。
熱海市伊豆山ささえ逢いセンター 原盛輝センター長:「今回、被災された方がこの後、生活再建にむけてどういうふうに進んでいいくのか、そういったところを丁寧にこちらのほうでサポートしながら」
支援対象の被災者は熱海市から移住した9市町のおよそ140世帯。生活支援相談員4人が被災者らに定期的に電話したり、訪問したりして買い物や通院など日常生活の悩みや困り事の相談にのります。
相談した内容はセンターで共有し、市や民間のサービス会社に相談するなどして解決していくことにしています。
熱海市伊豆山ささえ逢いセンター 原盛輝センター長:「被災された方が主に気になしいるのが、情報が届きにくいということ、かなり心配されているかと思います。なので、こちらの方としても、こまめに発信しながら、どんなささいなことでもいいので、困ったことがあったらご連絡いただければなと思っております」
「ささえ逢いセンター」は平日の午前9時から午後5時まで電話を受け付けています。