土石流災害の損害賠償訴訟に静岡・熱海市が参加へ 被害者の会会長「盛り土崩落の原因を明らかにしたい」
静岡県熱海市の土石流災害の損害賠償訴訟で、市が補助参加人として原告側に加わる方針であることが、関係者への取材で分かりました。
去年7月、熱海市で発生した土石流災害で遺族ら84人は、被害を甚大化させたとみられる盛り土の現在と前の土地所有者らに58億円余りの損害賠償を求めています。関係者によりますと、この裁判に、熱海市は原告側の補助参加人として加わる方針であることが分かりました。
これを受け、被害者の会の会長である瀬下雄史さんは、「熱海市が訴訟に参加することで、盛り土崩落の原因を明らかにしていきたい」と話しました。