土石流の民事訴訟 静岡・熱海市が原告側として補助参加へ 6月議会に議案提出

静岡県熱海市は、土石流災害の遺族らが起こした民事訴訟に原告側として補助参加する議案を6月議会に提出すると発表しました。

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土石流の民事訴訟 静岡・熱海市が原告側として補助参加へ 6月議会に議案提出

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熱海市
斉藤栄市長:「熱海市は、原告側として裁判に補助参加するので、議会の議決をお願いしたい」

 斉藤栄市長は、補正予算案など9日開会の市議会6月定例会に提出する15の議案について説明しました。その中で、土石流災害の遺族らが起こした民事訴訟に、原告側として補助参加する議案を提出すると明らかにしました。この裁判は遺族ら84人が、盛り土があった土地の現在と前の所有者らに対して、58億円余りの損害賠償を求めているものです。先月の第一回口頭弁論で、被告側は全面的に争う姿勢を示し、さらに県と熱海市などに対して、裁判に参加するよう求める「訴訟告知」の手続きを行ったと明らかにしています。また、個人としても訴訟告知を受けた斉藤市長は、「市としての立場と重なっている」として、個人では参加しない意向を明らかにしました。