土石流災害の起点に残る土砂の搬出作業始まる 5月末までに2万立法メートルの土砂を搬出予定 静岡・熱海市
おととし土石流災害を受けた静岡県熱海市伊豆山地区の警戒区域の解除に向け、起点に残る土砂の搬出作業が始まりました。
静岡県は去年10月に行政代執行を開始し、これまでに周辺の草木の伐採や重機が入るための工事用道路の整備を行い、28日から土砂の搬出作業を始めました。
搬出される土砂はおよそ2万立方メートル。
県によりますと、土砂から基準を超えるフッ素と鉛が検出されたため、土のうに詰めた状態で熱海港まで運び、その後県外の施設で処理するということです。
県は5月末までに土砂の撤去を完了させる予定で、予定通りに進めば熱海市は「警戒区域」を今年の夏の終わりまでには解除する方針です。