熱海市議会百条委員会 最終報告書で市の対応を批判「全員が市長に対しもう少し厳しい意見を」

静岡県土石流災害の原因を調査している市議会百条委員会が盛り土をめぐる 一連の市の対応について『最善策を取る余地は十分にあった』とする最終報告書案をまとめた事が分かりました。

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熱海市議会百条委員会 最終報告書で市の対応を批判「全員が市長に対しもう少し厳しい意見を」

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 関係者によりますと、熱海市議会百条委員会の最終報告書案では被害を甚大化させた不適切な盛り土をめぐる一連の市の対応について「最善の対応となるための手続きを行う余地は十分にあった」と批判。

また、盛り土の前の土地所有者が市に提出した届出書に不備があったにも関わらず受理したことについても「条例で定められた通りの事務を行っていなかった」などと指摘しています。

百条委は8日議長や会派の代表らからなる非公開の小委員会を開き、報告書の内容について協議しました。

熱海市議会百条委員会 稲村千尋委員長:
「調査報告書の内容が小委員会のみなさんに前もって通知をさせていただいて、そしてきょうは総括のご意見をみなさんからいただきました。全員がですね。総括の中で、市長さん行政に対してもう少し厳しい意見をうたってくださいという、そういう内容でした」

 8日の小委員会では総括の内容についておおむね了承されたということで、3月9日に全員で委員会を開き、決定するということです。

 そして市議会定例会で議長が報告し、市長に手渡されるということです。