熱海土石流災害から1年9カ月「ずっとこの景色を何カ月も見ているのがとても辛い」

熱海市の土石流災害の発生から3日で1年9か月です。被災地では遺族や被災者らが黙とうを捧げました。

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熱海土石流災害から1年9カ月「ずっとこの景色を何カ月も見ているのがとても辛い」

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(黙とう) 

 3日午前10時半ごろ土石流災害の現場となった熱海市伊豆山地区には、遺族や被災者らが集まり、犠牲者を悼んで黙とうを捧げました。

自宅全壊した・太田かおりさん:
「1年9カ月が経って時間だけは過ぎていますが、その進歩が感じられず、ずっとこの景色を何カ月も見ているのがとても辛い。住民がどれだけ不安を抱えているのか(行政は)ちゃんと向き合っていただきたい」

太田和子さんの長男・太田朋晃さん:
「復興なんかしなくていいんです。復旧すれば元の生活に戻れればそれが第一じゃないですか。この土地には思い入れはあるので、早く戻っていきたいです」

 おととし7月に起きた土石流災害では、災害関連死を含めて28人が犠牲になりました。