死亡男性の身元判明し、死者22人 行方不明者5人に 30℃超す暑さの中の捜索続く 静岡・熱海市の土石流
大規模な土石流が起きた静岡県熱海市では、きのう27日に発見された遺体の身元が判明しました。現場では厳しい暑さの中、きょう28日も捜索活動が続いています。
林輝彦アナウンサー:「晴れ間が出ていて雲が少し目立つものの、朝から強い日差しが地面に降り注いでいます。風がないためカラッとした暑さです」
きょうも熱海市の現場では警察や消防、自衛隊による捜索活動が総勢700人で行われました。日中の気温は熱海市網代で32・5℃、伊豆山でも30・6℃まで上がり、真夏日となりました。
これまでに新たな救助者はいませんが、きのう伊豆山の般若院付近で発見された遺体の身元が判明しました。遺体は熱海市伊豆山の坂本光正さん(44)ということです。
坂本さんを知る人
「テレビに名前出ても切ないけど、土砂の中に毎日いたと思うと。亡くなっても姿出て、なんとも言えないけど、よかったよ」
土石流による死者は22人、現在も5人の行方がわかっていません。
また、熱海市はあす29日とあさって30日、被災した住民向けに生活支援に関する説明会を行うと発表しました。
説明会の内容は罹災証明書や県や市が用意した住宅についてなど生活再建に向けたものだということです。説明会は仲道公民館や熱海リフレッシュセンターなど市内5カ所で行われます。