静岡県内で59人が感染。冷蔵庫の故障で216回分のワクチンを廃棄

静岡県内では20日新たに59人の新型コロナウイルス感染者が確認されました。
また、県内の医療機関で冷蔵庫の故障によりワクチンを廃棄する事例があったことが分かりました。

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静岡県内で59人が感染。冷蔵庫の故障で216回分のワクチンを廃棄

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静岡県内の新規感染者は59人で、自治体別では静岡市が20人と最も多く、次いで浜松市が19人、磐田市が4人などとなっています。
静岡市では、クラスターが起きた葵区のカラオケカフェで、20日も新たに2人の客の陽性が判明し、一連の感染確認はこれで23人となりました。
変異ウイルスも新たに5人が陽性で、静岡市内ではあわせて124人です。

浜松市でも、新たに18人がイギリス由来の変異ウイルスに感染していたことが発表されました。
浜松市によりますと、全員、海外への渡航歴や感染が広がっている地域への訪問歴はなく、市中感染の可能性があるとしています。
一方、浜松市内で初めてインド由来の変異ウイルス感染者1人も明らかになりました。
この患者は4月下旬にインドから帰国していて、2週間の自主隔離中に陽性が確認されました。
接触者はいないため、感染が広がることはないとしています。

一方、県は、県内の医療機関で保管されていたワクチンが、冷蔵庫の故障によって廃棄せざるをえなくなったと発表しました。
廃棄されたのは、医療従事者向けに保管していたファイザー社製のワクチン216回分です。
県によりますと、19日まで医薬品専用の冷蔵庫で保管条件を満たすように2度から8度の間で管理していましたが、20日になって冷蔵庫の温度が11度に上がっていたということです。
この冷蔵庫は18年以上使用していたということで、県はほかの医療機関にも文書で注意を呼びかけました。