【新型コロナ】静岡県内の感染者は170人 減少のペースが鈍化か 牧之原市の工場で新規クラスター
きょう静岡県内では新たに170人が新型コロナウイルスに感染していることがわかりました。減少傾向は続いてますが、そのペースがやや落ちています。
新規感染者は170人で、先週の水曜と比べた減少幅は2割あまりです。このところ前の週の同じ曜日と比べ半分以下に減る日もあったことを踏まえると、減少ペースがやや落ちています。
自治体別では静岡市と富士市が22人、次いで浜松市と掛川市がそれぞれ16人、島田市が13人、三島市と菊川市がそれぞれ11人などとなっています。新たなクラスターは1件で、牧之原市内の工場で従業員22人が陽性となっています。
1週間の人口10万人あたりの新規感染者は25.6人で、ステージ4の目安の25人をわずかに上回りました。病床使用率は西部が31.0%、中部が32.9%、東部が43.4%、県全体では35.2%で、いずれもステージ4の目安の50%を下回っています。
一方、入院できている人の割合を示す入院率は16.7%と、ステージ4の「25%以下」となっているほか、10万人あたりの療養者数も41.1人とステージ4の水準のままです。ワクチンの接種率はすべての世代で1回目を終えた人が56.39%、2回目を終えた人が43.91%となっています。
県は接種券を持っている12歳以上の人を対象に、大規模接種会場での予約受付を順次開始します。予約の開始日は会場や対象者ごとに分かれ、伊豆の国市の順天堂大学付属静岡病院があさってから高齢者ら優先接種を、今月22日から一般接種を受け付けます。静岡市葵区のもくせい会館は、今月24日から優先接種を、30日から一般接種を受け付けます。