【新型コロナ】静岡県内3日連続30人下回るも…県担当者「週に200人前後まで減らないと、医療機関の負担は大きい」

 静岡県では3日続けて、1日の感染者が30人を下回る状況が続いています。ただ、これは週末に検査数が少ないことも影響していて、きのう1日までの1週間の累計感染者で見ると314人、1日平均45人となっています。また、コロナ病床の使用率も40%を超えています。

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静岡県疾病対策課 後藤幹生課長(きのう1日):「1日平均30人くらい、1週間で200人前後まで減らないと、医療機関の負担は大きい。今後、2月前半くらいまでは、慎重に新規感染者数と高齢の方の新規感染者の推移を見ていく必要があります」

 なぜ2月前半なのでしょうか。その理由の1つは、東京など県外が試験会場となる大学受験の影響が出てくるとみているからです。

静岡県疾病対策課 後藤幹生課長(きのう1日):「2月前半、受験生の移動が始まってくる。受験に行った先で、どうしてももらってしまうリスクは場所によってはある。人の動きが受験生を中心にまた起こる懸念がある。本県に持ち帰らないというだけでなく、ご自身の希望する大学に無事合格するために、しっかり対策をお願いしたい」

 政府がきょう2日、緊急事態宣言の延長を決めることについては…。

静岡県疾病対策課 後藤幹生課長(きのう1日):「宣言が発令された直後、1、2週間はある程度気を引き締めて、さまざまな対策、国や県のお願いを守ろうとするが、どうしても長くやっていると慣れてきて、緩んでくるのが人の常。今後また延長しても、週末の人出がだんだん増えてくると実際の効果は認められなくて、ずるずる患者が増える危険性もあると考えている」