一般向け接種用のワクチン届く…高齢者の1%にも満たず 「早く接種スケジュール明らかにしたい」静岡市
静岡県内でも一般向けのワクチン接種に向けた動きが本格化しています。午前11時ごろ、静岡市の保健所に1台のトラックが到着。届いたのは、浜松市と並んで県内第一弾となる高齢者向けのワクチンです。
来週12日以降、全国で始まる高齢者へのワクチン接種。静岡市にはきょう、1箱・975回分が配送されました。
保健所の職員がマイナス75度ほどの低温で管理されていることを確認。慎重にケースから取り出し、専用の冷凍庫に移していました。
静岡市保健所保健予防課 杉山智彦課長:「静岡市で初めてワクチンが納入され、予定通り入ってきたので、まずはほっとしている」
高齢者の1%未満…医師常駐の高齢者施設の入所者から接種
とはいえ、今月中に国から静岡市に配送されるワクチンはおよそ2000人分。市内の高齢者の1%未満にとどまります。高齢者向けワクチンは、来週と再来週にもそれぞれ10箱ずつが県内に配送される予定で、静岡市や浜松市以外の市や町にも順次配分されます。
静岡市では来週以降、医師が常駐する高齢者施設の入所者に接種を始め、一般の高齢者への接種は、来月下旬にも開始する見通しです。
静岡市保健所保健予防課 杉山智彦課長:「ワクチンに対する期待も大きいので、出来るだけ一般の高齢者の方に接種のスケジュールを早く明らかにしたい。全国的にも医療従事者の接種が行われており、一部、副反応の報告もされている。静岡市としても、そのような情報を適切に市民の皆さんに公表していきたい」