新型コロナで七五三も分散化、色とりどりのマスクもポイントに 静岡市
「静岡市の神社では華やかな着物を着た子どもたちが 七五三の参拝に来ています。 今年は祈祷1回あたりの人数を減らし密を避けているということです」
3歳、5歳、7歳の節目で神社にお参りし、子どもの健康に感謝し、健やかな成長を祈願する七五三。
神社では例年11月15日前後の休日に七五三の参拝客でにぎわいますが、今年はその時期が前倒しの傾向にあります。
●参拝者(父親)は「やっぱり今コロナなので、どうしてもなるべく(人が)
少ないときにと思った」
●参拝者(母親)は「ちょっとでも空いているときにやれたほうが 良いかなと思ったのできょうにしました」
新型コロナ対策が必要となる今年は、15日前後の混雑を避ける参拝客が多いといいます。
●静岡浅間神社 宇佐美洋二権禰宜「このところ七五三っていうのは分散傾向にはあったんですが、
特に今年はコロナの影響で分散化が進んでいると思われますね。 特に平日の参拝が多いような気がします」
迎え入れる神社でも参拝客の分散を見越して千歳あめの準備を前倒しで行いました。
一方で、コロナ禍での七五三で少し寂しい光景も。神社では祈とうの際に拝殿に入ることができる1家族あたりの人数を祝い子とその兄弟、両親に制限しています。祖父母や親せきは参加することができず、きょうも孫たちが戻ってくるのを外で待ちわびる祖父母の姿がありました。
●参拝者(祖母)は
Qおじいちゃんおばあちゃんはダメって聞いたんですけど…
「はいそうなんです。きょうここで待っていてちょっと残念だった。
こういうときだから仕方ないですよね」
新しい様式で迎える今年の七五三にはもうひとつ、今年ならではの現象が。子どもたちが身に着ける色とりどりのマスクです。
●参拝者(7歳女の子)は
Qお姉ちゃんは何のマスクしている?
「(鬼滅の刃の)ねずこ」
Qどうしてきょうねずこのマスクにしたの?
「着物に合わせたから」
大ヒット作品「鬼滅の刃」のマスクで晴れ着姿を彩るのも今年のトレンドのようです。
●宇佐美洋二権禰宜
「皆さん安心安全にお参りいていただきたいものですから、入場制限などに協力いただきまして、子どもの成長を皆さんでにこやかにお祈りしていただければと思います」