【新型コロナ】全ての病院に患者受け入れを要請 川勝知事「オール静岡で受け入れを促す」 病床使用率は事実上100%超 静岡県
感染の拡大が収まらない状況を受け、静岡県は県内全ての病院に新型コロナ患者の受け入れを要請することを決めました。
静岡県 川勝平太知事:「新型コロナウイルス感染症の患者を受け入れる病院の状況は、大変ひっ迫している」
23日の会見で、県内の医療提供体制について、厳しい現状を改めて強調した川勝知事。県によりますと、23日正午時点の病床使用率は県全体で77.0%ですが、新型コロナ患者用ではない一般病床で患者を受け入れているケースも多く、実際には100%を超えているといいます。
こうした状況を受け、県は県内にある170の病院に対して、コロナ患者受け入れの協力を要請すると発表しました。
川勝知事:「オール静岡でコロナ患者の受け入れを促すために感染症法第16条の2第1項に基づく協力要請を本日発出することとする」
法律に基づく要請は第7波の到来後、全国で初めてだということです。
県は、コロナ患者を受け入れる医療機関に対して、入院患者1人につき15万円の協力金の支給や、空床確保として、1床あたり450万円を補助するなど7つの支援策を行う方針です。
川勝知事:「県医師会、県病院協会とも連携して、受け入れ病院を増やし、オール静岡体制でこの難局を乗り越えてまいりたい。県内病院のご協力をぜひともお願いしたい」