緊急事態宣言の全面解除…繁華街に人出が戻る 20代「解除されて良かった」 静岡市

林輝彦アナウンサー:「静岡市の中心市街地・両替町です。両替町は3月に入ってから少しずつ人が戻り始めたようです。きょうも若い人を中心に人出は戻りつつあるようです」

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 緊急事態宣言の全面解除から2日目の夜を迎え、静岡市最大の繁華街・両替町には多くの人出がありました。大学生が春休みに入った影響もあるのでしょうか、若い人たちのグループの姿も。

静岡市 20代女性:「結構(人が)出ていると思う。居酒屋に行っても混んでいるし、少し前より出てきているかなと感じる」

Q.いつぐらいから?

静岡市 20代女性:「先々週ぐらい。にぎやかだから楽しそうだなと思って、(私も)出ちゃいますね」

静岡市 20代男性:「平日にしてはすごい(人が)いるなっていうイメージが。マスクしながら会話したりとか意識していかないといけない」

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 県内で感染が急拡大した1月には、人の姿がなく閑散としていた静岡の夜の街。それから2カ月、少しずつ平常時に戻りつつあるのでしょうか。中心市街地に店を構えるこちらの焼肉店でも人出の増加を実感していました。

焼き肉店店長:「平日にしては結構入っていただいている状態で、最近やはり戻り始めているというのもあるので、1週間2週間前ぐらいですかね、それぐらいから結構入っていただいている」

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 23日は午後9時時点で、客席の8割ほどが埋まっていました。こちらの店では直近の2カ月間、売り上げが例年の半分以下まで落ち込みましたが、この前の週末は9割ほどまで回復したといいます。緊急事態宣言が全面解除され、外食することへの心理的負担が軽減された側面もあるようです」

静岡市 20代女性:「やっぱりコロナの時は来づらかったので、いよいよ(緊急事態宣言が)解除されてよかったなと思う」

 さらに、飲食店の利用を後押ししているのが、再スタートしたGoToイートです。静岡県は今月8日からGoToイート食事券の利用自粛要請を解禁し、新規販売を再開。

 こちらの焼肉店でも、解禁後は客の2割ほどが食事券を使用しているといいます。しかし、懸念されるのは、感染の「リバウンド」。店にとって、客足の回復はうれしい半面、不安感もあるようです。

焼き肉店店長:「感染者が増えたり、減ったりしている状態なので、また出歩いて増えてしまうというのが個人的には怖いところ。焼き肉店は換気がただでさえ多くされているので、そういう部分で安心して来ていただけるかなと」

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林アナ:「JR静岡駅近くのゴールデン横丁も、緊急事態宣言の解除もあってか、少しずつお客さんが戻り始めているといいます」

 駅近くの立地が売りの一つとなっている、「静岡ゴールデン横丁」。愛知や大阪などで宣言が解除された今月上旬以降、客層に変化が出始めたそうです。

ゴールデン横丁の人:「初めて会う人だなと思って、話をしていると、県外の方が多いのは感じる。サラリーマンの方とか、そういう方たちも、(出張などで)外に出始めたのかなというのは感じる」

 3日前に宣言が解除され、22,23日は首都圏からの来店客も。宣言期間中は県外からの客はほとんどいませんでしたが、直近では、県内よりも、出張などで訪れた県外からの客が多い日もあるそうです。

 県境をまたいだ移動が徐々に戻り始め、宣言期間中、例年の3割以下まで落ち込んだ店の売り上げも、現在は7割程度まで回復してきたといいます。

ゴールデン横丁の人:「僕らも仕事でやっているので、人が増えて売り上げが上がることに対する期待感はあるが、このまま感染者が増えずに、リバウンドが起きずに、人が出ていける、そんな時代が来てくればいいなと思う」