“まん延防止”延長に静岡県民は賛否両論 苦境の飲食店は「本当につらい…」
街の人は賛否両論
1月27日にまん延防止措置が適用されてからまもなく3週間。静岡市の繁華街の夜の人出はというと…。
静岡市民 50代女性:「人は減っていると思うがあんまり危機感は感じてない気がする。絶対的な効果があるものが何も見出されていないので、ただ延長すればいいっていうだけだとどうなのかなと思う」
静岡市民 50代男性:「静岡市も毎日のように300人くらい増えているので仕方ないのかなと思います。(新規感染者数の)下がり方も急激ではないと思っているし、まだまだそんな簡単に解除するような時期ではないんじゃないかなっていう気持ちではある」
静岡市民 50代女性:「周りで陽性の方とか出ている方が多いので(延長には)賛成ですね。静岡が本当に、人数が今までよりも急に増えているので、お年寄りの方が重症になるかなと思う」
静岡市民 20代女性:「(延長には)一応反対。経済的にはやっぱりなんとかして再開の方に動いていけたらと思う。新社会人だったので本当はもっといろいろな人とご飯に行って仲良くなりたいなと思っていたが、その機会が減っているのは結構悲しい」
飲食店は割り切れない思いも…
もともと25日間の予定だったまん延防止措置が延長されれば、影響を避けられないのが飲食店です。
北川彩アナウンサー:「こちらの居酒屋ではまん延防止措置の期間中、酒類の提供を午後8時までとし、午後9時で閉店しています。まん延防止措置が延長されてもその営業形態は変えない方針です」
苦境が続く飲食店。こちらの居酒屋ではきのう夜、5組ほどの客が訪れていました。
Q.県がまん延防止措置の延長を要請することになったが?
三田菜(さんたな)
秋山容賀子 専務:「私たちも受け入れるしかないので、しょうがないけど非常につらい。早くインフルエンザみたいになるといいなと願っている」
Q.直近のお客さんの入り具合は?
秋山専務:「やっぱり少なくなっています。足が遠のいています」
来店客にも話を聞きました。
20代 藤枝市民:「嫌です」
20代 静岡市民:「嫌です。早く友達と夜とか一緒に盛り上がれる時間が戻って来てほしいなと思う」
20代 静岡市民:「静岡もかなり(感染者が)多いので仕方ないとは思うんですけど、その効果と経済的なことを比べると、個人的には時間制限はあまり意味がないかなと思っちゃう」
飲食店が感染拡大の要因とはなっていないにもかかわらず、人流を抑えるために営業が制限される飲食店。対策としての必要性は理解できても、割り切れない思いも抱えています。
三田菜
秋山容賀子 専務:「はたして飲食店だけが悪いのかということが本当に疑問。今でも思っている。人の出入りを一番制限できるのが飲食の世界だと思うので致し方ないと思うが、本当につらい。でも頑張って乗り越えていかないといけないと本当に皆思っている」