【新型コロナ】静岡県内で32人が感染 県立大学生がクラスターに 静岡市は「1回目の接種後に免疫力低下」の見解を訂正

静岡県内では、新たに32人が新型コロナウイルスに感染していることがわかりました。また静岡市は1回目のワクチン接種後に「一時的に免疫力が下がる」としたきのうの会見での説明を訂正・謝罪しました。

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【新型コロナ】静岡県内で32人が感染 県立大学生がクラスターに 静岡市は「1回目の接種後に免疫力低下」の見解を訂正

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 きょう県内では静岡市で13人、浜松市と掛川市で4人など新たに32人の感染が判明しました。浜松市では高齢女性1人の死亡が確認されました。
 静岡市は、県立大学に通う学生同士の会食などによる感染者がきょうまでに10人になったとして、新たにクラスターに認定しました。学生らは複数回にわたりそれぞれの自宅で、マスクなしで会食していたということです。
 また、市は高齢者のグループホームで1回目のワクチン接種後に初めてクラスターが確認された事例について、きのうの会見での見解を訂正しました。

静岡市保健予防課
杉山智彦課長:「『1回目の接種直後、免疫力が下がり免疫が下がっているときに感染してしまったのではないかと考えています』と説明させていただきましたが、これは一部のレポートで、接種後コロナに感染する率が一旦増加するという報告があったことから、免疫力が下がるという誤解をし、誤った説明をしたものでした。大変申し訳ございませんでした」

 イギリスの研究者の論文で、1回目接種のあと感染対策が甘くなり感染者が増えた事例が示されていましたが、理由を誤解してしまったということです。市は、1回目のワクチン接種後も気を緩めることのないよう呼びかけています。
 また県はワクチン接種について、東京オリンピック・パラリンピック関連の業務に携わる職員やボランティア、そのほか児童福祉施設の職員ら合わせておよそ1000人を対象に職域接種を実施することを決めました。接種の開始時期は7月上旬を予定しています。