接種証明“提示特典”特集サイトで消費喚起　鈴木市長「感染防止と経済活性化」　浜松市

浜松市　鈴木康友市長：
「これは感染防止と経済活性化の両立を目指す取り組みであります」

浜松市が始めるのは商工会議所などと連携し、市内の小売店や飲食店などで接種証明を提示すると受けられる“特典”を広くPRして、消費を喚起するキャンペーンです。

飲食店でのドリンク一杯サービス、会計の割引などの“特典”を想定していて、参加を希望する事業者が市の公式ホームページから登録すると、市の特集サイトに掲載され、利用者が集約された情報を見られるようになります。

浜松市　鈴木康友市長：
「ワクチンパスポートというものを使って、それぞれのお店がいろいろ工夫をして、一人でも多くのお客様を誘客する一助にしていただきたいと思っているので、できるだけ多くの店舗に参加いただきたいと思います」接種証明の提示によるサービスを促すための費用を助成するわけではありませんが、キャンペーンを打ち出すことで、サービスを提供する事業者が広がりを見せる可能性があります。

浜松市民（70代）：
「いいじゃないですか。旅行なんかもね、ホテルでそういうのがあったがいいと思う。（接種証明の活用は）外国なんかもすでにやっているようですし、みんなが健康でコロナを回避できるならいいかなと」

湖西市民（40代）：
「年末に向けていろいろ飲み会とかもあるし、そういうサイトがあると利用したいと思う。いつもそういうのを調べる時、個々の店じゃないですか。それがまとまっているのはすごく楽だなと思う」

一方、接種証明の提示を受ける飲食店は、今回のキャンペーンについてどのように受け止めているのでしょうか。

こちらは浜松市中心部にある焼き鳥専門店。昼と夜に営業していて、秘伝のたれにつけて焼き上げる焼き鳥が人気です。

鳥焼もろ川　諸川雅文店主：　
「安心安全でうれしいというのが届けられればぜひ、参加したいと思う。受け入れも安心ですし、うちも万全の受け入れ態勢だが、（店と客の）両方に安心というのはいいと思う」

市のサイトに掲載されることで、店が感染対策に力を入れていることがアピールできることもメリットだと話します。

こちらの店では接種証明を提示した客への特典として、ドリンク一杯無料やデザートのサービスなどを検討しているということです。

鳥焼もろ川　諸川雅文店主：　
「一気に入って来るランチの時間や夕方、まとまった人数で来るときにスムーズだといいかなと思う。（接種証明アプリで）助かる部分はあると思う」
「（Q店側として早く登録したい？）そうですね。そうすると皆さん余計に『ちゃんとやっているな』と周知できると思うので、スピーディにやりたいと思う」