新型コロナ感染者拡大傾向続く　週末の夜の繁華街は?今年は忘年会どうする?

伊地健治アナウンサー:
「忘年会シーズンを迎えた静岡市の中心市街地です。週末金曜日の夜8時半を過ぎたところですが、飲食店が並ぶこちらの通り、多くの人でにぎわっています。スーツ姿のサラリーマンや若い人たちの姿が目立ちます。そして多くの方が3人から4人ぐらいのグループで歩いています」

　先週金曜、県内有数の繁華街・静岡市の両替町を取材しました。

富士市民:
Q.今年は忘年会の予定は？
「やらないです」

Q.週末金曜日のにぎわいは以前と比べてどうか？
「そんなに多くはないんじゃないですか」

静岡市民　30代　同級生3人組:
Q.きょうは忘年会ですか？
A「一応忘年会。コロナも落ち着いてきたのでいいかなと」

Q.会社で忘年会はない？
B「ないですね。コロナが始まった時よりはいろいろな店に行くことがあって、飲食店も助かっているんじゃないかと思う。正直もういいんじゃないかなと思っている」

Q.あんまりコロナを気にしなくても？
B「そうですね」

仕事関係の集まり　3人:
Q.きょうは忘年会？
A「そうですね」

Q.きょうはおいしいお酒が飲めた？
B「それはもうおいしいです」

Q.今年きょう以外で忘年会の予定は？
C「ないです」

Q.忘年会の予定はありますか？
B「ないです」

Q本当にきょうだけ？
B「これでおしまい」

静岡ゴールデン横丁は

　静岡ゴールデン横丁　飲食店にとっては、今がまさに書き入れ時。

　JR静岡駅からほど近い「静岡ゴールデン横丁」にあるこちらの店では、5人から6人のグループから予約が入ることが多いそうです。

静岡ゴールデン横丁　石原広之統括:
「大人数の宴会はそんなに多くないのと、やはり感染拡大を受けて、企業が独自の行動制限をかけているなと感じている。会社としては『できる限りやめてね』というか、『少人数でうちうちでやってくれ』という話はすごく聞きます」

　直近の感染者数の増加で、少なからず客足にも影響が出ているといいます。

Q.友達と忘年会？
東京から静岡に帰省　20代:
「ミニ忘年会みたいな。行動制限はないけど自粛みたいな感じで大々的には（忘年会を）やらないようにする風潮はある。コロナが年明けぐらいからまた増えてくるのかなと思っているので、そこら辺を考えて節度を守って行動するのがいいと思っている」

同僚との飲み会:
「コロナになってから（飲み会の）回数が減った。やったとしても少人数でやっている」

「オフィシャルの飲み会が少なくなった。感染したら問題視されやすい。気を付けながらもちょっと息抜きはしたい」

　行動制限がなくても、コロナ禍での飲み会に気を配っている人が多いようです。

　店側は忘年会の機会が減ったことで集客争いが激化すると予想していて、今年は去年よりも苦しい営業になることも覚悟していると話します。

静岡ゴールデン横丁　石原広之統括:
「横丁を選んでくれる方をどれだけ増やしていけるか。普通でもそうなんですけど、深くそこを追求していかなきゃいけないと思います。休業補償とか補助金も無い覚悟ではいます。なので、いかにコロナ禍でお客さまと一緒に共存して僕らが生き残るか。それが勝負の分かれ道ですね
皆さんで（感染対策の）自己防衛をやりながら共存していこうという方向になってほしいです」