【新型コロナ　7月12日】静岡県内1882人感染　過去4番目の多さ　静岡市議会の懇親会など計5件のクラスター

県全体で過去4番目の多さ

自治体別の新規感染者数です。静岡市が最も多く695人、次いで浜松市が476人、磐田市58人、焼津市が52人、沼津市が51人などとなっています。

　先週の火曜日より1204人増え、20日連続で前の週の同じ曜日を上回りました。県全体で過去4番目の多さで、両政令市は過去最多となりました。1人の死亡が確認され県内の死者は424人となりました。
　病床使用率は正午現在で県西部27.0％、中部24.9％、東部16.1％、県全体で22.8％となっています。直近1週間の感染者数は、その前の1週間の2.66倍と増加傾向が加速しています。

静岡市議会の懇親会でクラスター

静岡市は午後の会見で、市議会の総務委員会が今月4日に市内の飲食店で開催した懇親会に出席した市議7人と市職員46人の合わせて53人のうち、市議4人と職員14人が感染したと明らかにしクラスターと認定しました。感染した議員4人と濃厚接触者とされた議員1人は、12日の市議会本会議を欠席しました。

　静岡市議会では、常任委員会の委員が入れ替わるこの時期に懇親会を開くのが恒例ですが、コロナ禍の直近2年は開催を自粛していましたが、今年は6つの常任委員会すべてで懇親会が開かれたということです。

静岡市　感染症対策課
若月秀文　課長：「感染が拡大した原因は、利用した飲食店は感染防止対策は徹底していたが、飲食の際、席の移動や一部でマスクをはずして会話したことが原因」

森井聡　議会事務局長：「6月末から感染者が減り4日時点で国の判断基準が1だったので、開催が可能だと判断した」

　その他伊東市の保育園で2件や、御殿場市の陸上自衛隊駒門駐屯地2件のあわせて4件のクラスターが新たに確認されています