「GoTo商店街」…イベントに最大300万円補助 商店街「起爆剤に…」 静岡市

 国は25日、来月から「GoTo商店街」の事業を始めると発表しました。これは、商店街が行うイベントなどを支援するキャンペーンで、1つの商店街につき、最大300万円を補助します。

来月から「GoTo商店街」

 国は25日、来月から「GoTo商店街」の事業を始めると発表しました。これは、商店街が行うイベントなどを支援するキャンペーンで、1つの商店街につき、最大300万円を補助します。

中心部の商店街では…

画像1: 中心部の商店街では…

須藤誠人アナ

須藤誠人アナ(呉服町商店街 静岡・葵区 正午ごろ):「静岡市葵区の呉服町商店街です。政府が行っている新型コロナの経済対策、GoToキャンペーン、そのなかの一つ、GoTo商店街が、来月中旬以降、開始される予定です。商店街が盛り上がるきっかけとなるのでしょうか」

画像2: 中心部の商店街では…

帽子店

 最大300万円の補助金。静岡市中心地の商店街で、100年以上続く帽子の専門店は期待を寄せています。 帽子店の人:「コロナで外に出るのを怖がっていて。みんな巣ごもりで購買意欲も少なくなっているので、起爆剤というか、きっかけになってもらえれば。大々的なイベントではなく、商店街に来て安全に楽しめると、味わってもらえれば、次の来店につながるのでは」

 こちらの帽子の専門店は、新型コロナの影響で、売り上げが例年の半分以下に落ち込んだ月もあるといいます。新規の感染者が減少傾向になっても、以前の客足は戻っていません。

 外出する外出する機会がなければ、身に着ける機会がない帽子。GoTo商店街で外に出る人が増えることに期待しています。

 一方、不安が残るのがイベントによる感染拡大のリスクです。

帽子店の人:「そこら辺のさじ加減が微妙です。あまり来すぎてもみんな恐怖心を植え付けてしまうし、逆にいないと商売は成り立たないので。ソーシャルディスタンスを守って、ワイワイガヤガヤではなく新しい魅力を。違う意味で再発見してもらえればいいなと思っています」

画像3: 中心部の商店街では…

エルク フィットネス&テーブル

 同じ商店街にある、この店は今月7日にオープンしたばかりです。サラダボウルと呼ばれる、野菜や肉、米を混ぜた料理のテイクアウト専門店に個人向けフィットネスジムが併設されています。

エルク フィットネス&テーブル 山口桃さん:「健康志向がメインで、私自身もパーソナルトレーナーなので、外だったら密を避けられる青空ヨガとか、ヒップアップトレーニングとか、私も参加できるし、みんなで楽しくできたらいい」

Q サラダボウルは別にいいんですか?

山口さん:「その後に来ていただければ、一緒に、ダブルで健康に」

 「GoTo商店街」は知らなかったものの、外出する人が増え、店を知ってもらうチャンスととらえています。

山口さん:「自分自身もピンと来ていない、どういうものなんだろうと。そういうものがあるんだなと、うれしい気持ちになりました。いろんな人に知って頂きたい、まずは(店に)入ってもらって」

地元密着型の商店街では…

画像: 地元密着型の商店街では…

駒形通四丁目商店街

 こちらは同じ静岡市にある駒形通四丁目商店街。利用客の多くが地元の人という地域密着型の商店街です。キャンペーンに期待しながらも、どのくらい効果があるのか疑問も感じています。 カネタツ 菅原純佳さん:「商店街で何をやるのかな、とか詳しいことはわかってなかったです。そうやって国でやってもらえると、商店街としてもありがたいんですけど、それを商店街でどういう風に活用していくかというのは、みんなで決めてやっていくことなので、それで決まって(実現)できていけばいいと思います」

鮮魚 日の出 川瀬真吾さん:「何かやってもらえればこちらも、助かるには助かるが、何をやるかは全然こちらのほうも把握してませんので。やっぱ難しいですよ。こういう商店街は。まあやってもらえれば助かるんですけど、僕も自分から何かこういうのをやろうよ、とは言えませんので。やる人がいればお願いしたいなという」

 商店街の自発的なイベントや取り組みを支援する「GoTo商店街」キャンペーン。地元密着の規模の小さい商店街も恩恵を受けることができるのでしょうか。期待と疑問が交錯したまま、あさってスタートします。

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