【新型コロナ】変異ウイルス感染で浜松の小学校卒業式延期 静岡県9人感染、2人死亡
県内の新規感染者は9人で、新型コロナ患者2人の死亡が確認されています。
浜松市の感染者は2人で、1人はクラスターが発生した放課後児童会が設置されている市内の小学校の女性教師です。放課後児童会のクラスター関連の感染者はこれで23人目で、16日、このうち児童ら10人がイギリス由来の変異ウイルスに感染していたことがわかりました。小学校はきのう授業が再開したばかりでしたが、17日と18日、再び臨時休校となり、19日の卒業式は延期されることになりました。
鈴木誠記者:「きのう浜松市でイギリス型の変異株が10例確認され、県内初の変異株クラスターとなる事態に発展しました。街の人はどう感じているのでしょうか」
浜松市女性:「ついに来たか、という感じで常に危機感を持たなければと思う。暖かくなってきたからと緩んでしまうが、引き締めていかないと、と思う」
Q.お子さんをお持ちですが
「必死に守らないと、という思い」
浜松市女性:「医療従事者に聞くと、いずれ変異していくという話だったので、それほど騒ぐほど怖いとは思わなかった。今はとりあえず早めにワクチンで収まっていけばいいなと思う。なるべく出かけないようにしたり、マスク・手洗い・消毒などやってはいるので、これ以上どうしたらいいのか、というのが正直な気持ち」
県担当者「感染対策は同じなので、しっかり対策すれば抑えられる」
県内の感染者の検体のうち、およそ25%について変異ウイルスの検査が行われていて、これまでに県内では変異ウイルスに17人が感染しています。県は今後、ほかの地域でも変異ウイルスへの感染が増えるおそれが十分にあるとみています。
静岡県疾病対策課 後藤幹生課長:「地域によってはほぼ全国的に変異株が見つかりだしているので、浜松市で見つかったというのは驚くには値しない。県のほかの地域でも今後見つかっていくことになると思います。ただし、感染対策は従来のものと同じ対策なので、しっかり対策をしていれば、1・5倍とか多少感染力が強いとしても同じ対策で抑えられると思います」