静岡県「まん延防止等重点措置」延長要請を決定　川勝知事「人流を抑制する効果ある」　延長期間は～3月6日前後か

川勝平太知事：「新型コロナウイルス感染症対策専門家会議の委員の先生方にご意見を伺いました。大多数の先生から期間延長を是とするご意見をいただきました。政府に対しましては、まん延防止等重点措置の期間の延長を要請することとしたということでございます」

　川勝知事は、まん延防止措置の延長を求める理由について先月27日に適用されて以降も、感染者数が高止まりである状況や病床使用率が依然として高く、さらに重症・中等症患者の増加によってひっ迫の度合いが一層高まっていること、高齢者の感染が増加傾向にあることなどを挙げました。

川勝平太知事：「飲食店の皆様にとりましては、この措置の延長によって、経営面で厳しい状況が続くことになりますが、このまん延防止措置によりまして、人流が6割減ったということで4割水準にまで落ちたということもございましてそういう効果があるということでございまして、我々としてやむを得ないということでございます」

Q．まん延防止措置で飲食店に時短要請を続ける理由がちょっとまだ見えなかったが、それをする理由はなんであるのか？

川勝平太知事：「6割減ったわけですね。それは会食を控えようと言う動き、すなわち人流を抑制しているということですね。しかもですね。感染不明者が直近の数字では4割を超えております。どこにそういう感染者がいるかわからないという状況でございますので、人流抑制効果のある、この点を踏まえまして、まん延防止措置を延長するということであります」

　延長の期間について、川勝知事は国の決定に従う方針で、来月6日ごろまでになるのではという認識を示しました。国への要請は、15日行うということです。

　また、7日に岸田総理がエッセンシャルワーカーに対する接種を加速する指示を出したことを踏まえ県の大規模接種会場のもくせい会館で、あさって16日から来月11日までの間、医療従事者、福祉、教育関係者、警察、消防職員などにワクチンの優先接種を行うことも表明しました。