【新型コロナ】静岡県640人感染…県担当者「市中大感染の状況」 クラスターも5件発生

 静岡県では27日、新たに640人が新型コロナウイルスに感染していることがわかりました。再び増加に転じて600人台となり、過去2番目の多さです。

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【新型コロナ】静岡県640人感染…県担当者「市中大感染の状況」 クラスターも5件発生

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 新規感染者は640人で、先週木曜に次いで過去2番目の多さです。自治体別では静岡市が107人、浜松市が98人、富士市が58人、磐田市が45人、焼津市が44人、藤枝市が40人などです。

静岡市4日連続で100人超

 静岡市は4日連続で100人を超えています。また、清水道路整備課の職員1人の感染が確認されました。この部署ではおよそ2週間前にも、別の職員の感染が確認されていますが、市は2人の間での感染が疑われる接触はなかったとしています。

浜松市 20代以下の若い世代に感染広がる

 浜松市は2日連続で100人を下回りましたが、依然として20代以下の若い世代を中心に感染が広がっています。また、中区の警備会社「全日警静岡支社JRP浜松隊」で、27日までに従業員8人が陽性となり、新たなクラスターと認定されています。

新たなクラスター5件

 新たなクラスターはこのほかに4件あり、沼津市内の高齢者施設で入居者5人、三島市内のスポーツジムで5人。それに、富士宮市内の児童福祉施設で8人、焼津市内のスポーツ団体で7人が陽性となっています。

自宅療養中の50代が死亡

 また、自宅療養中だった50代の患者1人が死亡しました。基礎疾患があったものの、本人の希望で自宅で療養していたところ、26日に亡くなったということです。静岡県内の死者はこれで166人です。

 静岡県内では、この1週間の人口10万人あたりの新規感染者数が104・5人と高止まりしています。

 病床使用率は西部で74・6%、中部で78・6%、東部で66・0%、県全体では73・1%となっていて、重症者用は59・6%です。

 県内に緊急事態宣言が適用されてから1週間となりますが、爆発的な感染拡大が続いています。

静岡県健康福祉部 後藤幹生参事:「今極めて多い新規感染者が発生しており、県内どの地域でも、どこでも感染してしまう。市中、大感染の状況だと考えています」