【新型コロナ】　静岡県も緊急事態宣言の発出を要請

静岡県川勝平太知事：「本日国に対して、午前10時30分、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく、緊急事態宣言を本県に適用するように要請した。本県は今間違いなくこれまでに経験したことのない最大級の危機に直面している。すでに医療機関におかれては通常の医療に影響が出ているということ。今後さらに感染が拡大することが予想されることから、医療提供態勢の崩壊により救える命、あなたご自身、あなたの大切な人が救えなくなる可能性もある。どうかセルフロックダウンを心がけてくださるように付してお願いする」

また、川勝知事は現在25の市や町に出されているまん延防止等重点措置についても、あさって１８日から川根本町を除く県内全域に対象を拡大すると発表しました。期間はすでに対象となっている地域と同じ８月31日までです。

川勝知事：「自宅療養者は1000人を超えた。県としても今後他県の事例のように入院待機者が増加することは想定される。一時的な酸素療法を行う、酸素ステーションの設置とか、既存の宿泊療養施設での実施を進める」

静岡県に緊急事態宣言が出されることになれば、全国一斉に宣言が発出された去年4月以来、2回目です。緊急事態宣言の対象地域では、まん延防止措置よりも対応を強化することができ、酒を提供する飲食店への休業要請などが可能になります。
緊急事態宣言の要請に街の人は。

静岡市20代：「個人的には賛成します。/結構怖いなと思っているので」
静岡市　10代：「（緊急事態宣言で）ここでちゃんとした対処をとるっている宣言をすることで、区切りみたいなものをつけておかないと、だらだらこの状態が続くんじゃないかな」
静岡市60代：「一人一人の心構えというか、それで少しは緊急事態宣言がでればもう少し締まるかな」

一方、緊急事態宣言が出ている東京などでも感染拡大が続いていて、宣言の効果を疑問視する声もあがっています。政府は、あす１７日にも対策本部会議を開催し、新たに静岡県を含むいくつかの県を緊急事態宣言の対象地域に追加するかどうかや、すでに対象となっている地域の宣言延長について決定する方針です。