【新型コロナ】静岡県内27人感染 15日ぶりに30人下回るも…県は一時的とみて引き続き警戒呼びかけ
県内で確認された新規感染者はあわせて27人で、今月3日以来15日ぶりに30人を下回りました。また、2人の死亡が確認されています。18日までの直近1週間の人口10万人あたりの感染者数は、県全体で14人で、ステージ3の基準である15人を2日連続で下回りました。これは、きのうから直近1週間の集計に、1日の感染者数が127人と過去最多だった今月10日のデータが含まれなくなったことや、きょうは月曜日で、前日の検査件数が少ないことが影響しているといいます。
一方、市町別にみますと、きょうまでの1週間でも東部を中心に引き続き多い所があり、伊豆の国市で43.1人、伊東市で41.8人、など8つの市町ではステージ3を超えて、ステージ4の水準になっています。
県では、あす以降も今後1週間程度は警戒が必要だとしています。
静岡県疾病対策課 後藤幹生課長:「今後は新年に入ってからの学校や勤務先・職場等での感染、こうした方がどれだけ増えてくるか、今後1週間の状況が最も大切」
静岡市はステージ4の基準下回る
静岡市の感染者は2人で、今月2日の3人に次いで少ない人数です。きょうまでの直近1週間の10万人あたりの感染者数は18.6人で、ステージ4の基準を下回りました。こちらも直近1週間の感染者数の集計から、市内で過去最多だった今月10日の48人が外れたためです。市は感染者が減った理由をこう分析しています。
静岡市保健予防課 平尾隆司参事:「月曜日が特に少ないのは検査数が少ないから。ただ、月曜日ごとを見ても減ってきている。年末年始の影響が少なくなってきている傾向にあるという認識です」
一方、市立静岡病院で、医師が感染していたにもかかわらず、市が職業を公表していなかったことがわかりました。静岡病院ではこれまで看護師など5人が感染していて、いずれも職業は公表されていました。市は10日に医師の感染を確認していましたが、病院側の意向を尊重して、非公表としたということです。
静岡市保健福祉長寿局 杉山友章統括監:「静岡病院で職員の陽性が出たことは承知していた。市の職員は職場の基準で、性別や職業を説明しているが、静岡病院は独立行政法人ということもあり、意向を尊重した」
聖隷浜松病院の職員計3人が感染 接触した患者・職員70人は陰性を確認
浜松市の感染者6人のうち2人は中区の聖隷浜松病院に勤務する職員です。症状はいずれも軽症だということです。これで聖隷浜松病院関連の感染者は3人になりました。病院では接触があった患者や職員70人にPCR検査を行い、全員の陰性が確認されているということです。