「感染症専門病院」設置を静岡県知事が提言 全国知事会
静岡県 川勝平太知事
「きのう菅首相はワクチン接種について、10月から11月にかけて必要な国民について全て終えることを実現したいと表明された。迅速かつ混乱がないように、しっかりと運用と地方への支援をお願い致します」
「きのう菅首相はワクチン接種について、10月から11月にかけて必要な国民について全て終えることを実現したいと表明された。迅速かつ混乱がないように、しっかりと運用と地方への支援をお願い致します」
10日、全国知事会のウェブ会議に参加した川勝知事。この会議上で知事が新たに提言したのが、「感染症専門病院」の設置です。
川勝知事
「疫病から国民を守る防疫は国防の一つであると申し上げ続けてきた。長期的にみまして、新しい感染症が発生するとみまして、感染症対策を総括的に担う感染症専門病院を各都道府県に一カ所設置し、医療圏ごとに連携病院を一カ所以上指定すべき。設置に当たりましては、全国的な制度として国が主導して設置方針の提示、または予算措置を講じるべきであり、全国知事会として国に強く訴えていくべき」
また、自然災害などの発生に備えて、こんな提言も。
川勝知事
「これから豪雨災害などの発生の機会が高まる季節となる。災害への出動が想定される自衛隊の皆様、警察官、消防隊員については、優先順位を高めて接種する必要があるでしょう。自衛隊員が新型コロナウイルスに感染し、災害派遣活動に支障が生じることを避けなければいけない」
川勝知事が打ち出した「感染症専門病院」の設置。ただ、既存の病院を指定するのか新たな病院をつくるのかなど詳細は決まっておらず、整備にむけた具体的なスケジュールも未定としました。