【新型コロナ】静岡・御殿場市内の自衛隊駐屯地で新たに26人感染…県内89人、3つの新クラスター、2人死亡
県内で初となる高校でのクラスターです。
●静岡市保健福祉長寿局 和田明久局長
「静岡城北高校のクラスターについて、つながりがあるグループで 5人以上の陽性者が確認された。
すでに14人という多人数が感染しているので、まとめてクラスターとして認定した」
これまでに9人が感染した県立静岡城北高校では新たに生徒5人の陽性が判明しました。
累計の感染者はあわせて14人となり、市は校内での感染拡大が認められたことからクラスターと認定しました。
●静岡市保健予防課 杉山智彦課長
Q「感染広がった要因として考えられるものは?」
「学校の中で感染した可能性が高いのかと思う。同じ時、同じ場所で10数人が感染したというよりも、 二次感染よりの広がり、何らかの接触感染の可能性は高い」
市によりますと、最初に生徒の感染が判明したのは19日でしたが、学校が休校になったのは22日からでした。
●杉山智彦 保健予防課長
Q「休校措置が22日からで3日間、その間休校措置を取らなかったことによって感染がひろがったということは?」
「そこは何とも言えない」
全校生徒と全教職員900人を対象に行っている検査ではすでに414人の結果が判明していて、検体採取をした残りの247人分はあすまでに結果が出る予定だということです。
また、駿河区中島のデイサービスセンター「なごみ」でも利用者5人と職員3人のあわせて8人が感染し、クラスターと認定されました。
●静岡市保健予防課 杉山智彦課長
「隣との仕切りは設置されていなかったことと、 毎回座る席が違った。マスクも一部の利用者が使っていなかった」
この施設は26日から休業しています。市は、ほかに利用者と職員54人の検査をすでに終えていて、全員陰性ということです。
静岡県内の新規感染者は89人で、2人の死亡が確認されました。最多は御殿場市の26人です。
御殿場市でおとといクラスターに認定された陸上自衛隊・板妻駐屯地で新たに26人の感染が判明しました。
●地域医療課 永井しづか技監
「同じ訓練や近いところで感染が広がって訓練に参加していない人に広がった…」
感染は訓練に参加した隊員同士の中で広がったとみられていますが、26人の中には、同じ訓練に参加していなかった人もいるといいます。
●地域医療課 永井しづか技監
「食事が一緒だったり訓練をしている中で、一つの訓練以外の場の感染が広がった」
板妻駐屯地では他にも隊員らおよそ30人の検査を進める方針です。
ほかにも西伊豆町の看護老人保健施設で、きょうまでに職員と利用者6人の感染が判明し、きょう県内では新たに3つのクラスターが確認されました。