【新型コロナ】浜松市で9人、静岡市で4人…静岡県で15人が感染 9人は経路不明で市中感染の警戒強める
静岡県内では新たに15人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されました。このうち9人の感染経路がわかっていません。
きょう17日の県内の感染者は、浜松市で9人、静岡市で4人などとなっています。
浜松市9人中6人が感染経路不明
浜松市の9人のうち、6人は感染経路がわかっていません。遠州病院や高齢者施設で発生したクラスター関連の感染者はいませんでした。きのう浜松市に寄せられた新型コロナに関する相談件数は218件と、1週間前の2倍に増加していて、市は市中感染への警戒を強めています。
静岡市も4人中3人は感染経路不明
静岡市会見
「今回の4例については現在のところ、いわゆるクラスター、4,5,6例目のクラスターの関連ではございません」
静岡市の感染者4人うち3人は、いずれも発症するまでの2週間以内に、県外への移動や感染者との接触はなく、感染経路がわかっていません。
11日以降に市内で発生したカラオケを伴う飲食店や、同じ学校や工場に通う集団で発生したクラスター関連の感染者はいませんでした。ただ、まだ検査中の人もいるということで、あす以降、検査結果を発表するとしています。
静岡市の担当者
「いわゆる第2波と呼ばれている時は、若い方で感染流行地域との往来によるものが静岡市は多かったが、感染経路がわからない方が少しづつ増えている。県外への移動のエビデンス(裏付け)がなくなってきても、それでも感染者が増えれば、市中感染が広がっているという推測はできるかもしれない」
焼津市の高齢者は再検査で陽性に
また、感染した焼津市の高齢者は去年10月に出国し、今月6日に海外から帰国しました。空港の検疫所でのPCR検査は「陰性」でしたが、その後、発熱があり、抗原検査の結果、「陽性」と判明しました。