【新型コロナ】静岡県89人感染…浜松市は大半が20代以下、静岡市ではこども園職員3人も 東部の3件のクラスターはオミクロン株か
静岡県内では10日、新たに89人が新型コロナウイルスに感染していることがわかりました。クラスターも3件、発生しています。
新規感染者は89人で、8日から2日続けて100人を超えていましたが、10日は下回りました。しかし、直近1週間の感染者数は前の週の月曜時点と比べると20・79倍で、拡大のペースは早いままです。
自治体別では、浜松市が29人、静岡市が16人、沼津市が12人、袋井市が6人などとなっています。
浜松市では20代以下の感染者が大半で、いずれも軽症か無症状。年末年始の間に県外に出掛けた人も多く見られます。
静岡市ではこども園の職員3人の感染が確認されました。仕事で園児や保護者と接する機会がありますが、常にマスクを着けていたということです。他に4人が濃厚接触者に認定され、市では感染者以外の職員全員21人の検査を実施する予定です。
県が管轄するエリアでは新たに3件のクラスターが発生しました。これまでに判明している感染者数は、清水町の飲食を伴うパーティーで25人、沼津市の知人の集まりで17人、三島市の知人の集まりでも8人となっています。いずれも数人がデルタ株検査で陰性で、県は「オミクロン株によるクラスターの可能性が高い」とみています。
県内の病床使用率は西部8・8%、中部3・4%、東部9・9%で、県全体では7・4%となっています。また、重症者は2人で、重症者の発生は去年10月14日以来です。