新規感染者の伸びが下降傾向…静岡県担当者「ピークが近いのではないか」 2月1、2日の新規感染者数を注目

静岡県健康福祉部 後藤幹生参事(28日):「ピークが近いのではないかと言うことが予測されるからでございます」

画像: 静岡県健康福祉部 後藤幹生参事

静岡県健康福祉部 後藤幹生参事

 静岡県内の感染者数の伸びは、前の週の同じ曜日に比べて、先週の火曜日が2.2倍、水曜日が1.7倍、木曜日が1.6倍、金曜日が1.4倍、土曜日が1.4倍、日曜日が1.2倍、きょう月曜日が1.0倍と、下降傾向が続いています。

 28日の会見で県の後藤参事は、発熱等受診相談センターの相談件数の伸び率が鈍化していることなどから、「ピークが近いのではないか」との見解を示したうえで、今週の火曜日・2月1日の感染者数に注目したいと話しました。

後藤参事
「火曜日は休み明けの月曜日の検査件数が全部累計されてきますので、火曜日に27,28日の1600人まで、もしいかないのであれば割と近い。近くピークが過ぎるのかなと思いますし、まだまだ来週火水の曜日の件数が1600人,1700人とか、さらに増加してくれば、もう少し先、もう一週間先というふうになると思いますので、まあ現状はまだあのはっきりは断言できない。特に来週前半か火水ぐらいの現実の感染者数が最も重要になると思う」

画像: 静岡県  杉山隆通危機報道官

静岡県  杉山隆通危機報道官

 一方で、県内の病床使用率は、29日に50%を超え、30日時点で52%に達しています。 50%を超えたことで緊急事態宣言の要請も視野に入ってくるのでしょうか。

静岡県  杉山隆通危機報道官
「基本的には確かに使用の基準としては病床使用率現状50%というのがありますので、(緊急事態宣言の)基準であることは確かなんですね。ただ、それを超えたからといって、杓子定規で緊急事態宣言を適用するしないというのは、その医療提供体制の総合的な逼迫度を判断しないとならないと思いますし、感染者の数がピークを迎えて減少傾向に向かうという状況がわかると、ひょっとしたらこのままの状況で緊急事態にはならずに収束の方向に落ち着く可能性もありますので、そこはもう少しやはり全体の状況を見て判断するということになります」