観光業支援に…宿泊費助成を全国に拡大 1泊最大5000円を補助 静岡県
新型コロナウイルスの影響により、冷え込んでいる観光業への支援策として、静岡県は宿泊費を補助する事業の対象を来月から全国に拡大します。感染に警戒しながら軸足を経済の立て直しに移すことになります。
静岡県 川勝平太知事:「観光促進キャンペーン。今こそ静岡元気旅を全国に実施する。感染対策を実施しながら、社会経済活動に一歩踏み込んでいく」
これまで静岡・山梨など近隣の県民のみを対象にしてきた静岡県内での宿泊費助成のキャンペーンについて、川勝知事は来月から全国に拡大すると発表しました。
1人1泊最大5000円を補助するもので、1人3回まで利用することができます。事業費の総額は3億8800万円になります。来月から東京都発着も適用される国の観光促進キャンペーン、GOTOトラベルとの併用も可能です。
一方で、懸念されるのが移動による感染の再拡大です。
川勝知事:「不安は確実にまだ存在している。不安を持たない県民はいない。この機会を活用してこの不安を払拭できるのかということで踏み出したということ」
川勝知事は社会経済活動と感染防止対策を両立する重要性を強調。検査態勢を強化するため、12月までに抗原検査の機器を3台導入することも明らかにしました。導入されれば1日あたり1000件余りの検査が可能になるということです。