【新型コロナ】静岡県内で過去最多の288人が感染 「まん延防止措置」の対象に藤枝・焼津・磐田の3市追加へ

静岡県内ではきょう新たに288人の新型コロナ感染者が判明しました。また県がまん延防止等重点措置の対象に藤枝市、焼津市、磐田市を追加する方針を固めたことが関係者への取材でわかりました。

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新型コロナ】静岡県内で過去最多の288人が感染 「まん延防止措置」の対象に藤枝・焼津・磐田の3市追加へ

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県内で288人が感染

 自治体別では浜松市が65人と最も多く、次いで静岡市が50人、ほかに沼津市が28人、富士市が24人などとなっています。
 感染拡大を受け、県は県東部全域と静岡市、浜松市に適用しているまん延防止等重点措置の対象に藤枝市、焼津市、磐田市を追加する方針を固めました。15日から適用することを検討しています。

浜松市は過去最多の65人

 浜松市の1日の感染者が60人を超えるのは初めてで、市内のクラスターでも感染が拡大しています。クラスターが確認された市内の学習塾と中区のカラオケを伴う飲食店「りんくるカフェ」でそれぞれ家族ら1人の感染が確認され、累計の感染者は54人と12人になっています。また浜松市の産業部に勤務する職員の感染も確認されています。市によりますとこの職員は市民との接触はなく、職場内は消毒済みで今後リモートワークを強化するなど感染症対策を行うとしています。
 また遠州病院の職員や防衛大学校の学生の感染も確認される一方、半数を超える34人の感染経路が調査中となっていて濃厚接触者の特定を急いでいます。

静岡市の職員も

 静岡市はきのう感染を公表した新型コロナワクチン接種推進本部の職員について、20代の女性職員と明らかにしました。同僚3人が濃厚接触者ですが、いずれも市民との接触はありません。
 また新たに上下水道局お客様サービス課の職員1人が感染しました。

新たなクラスター2件

 新たなクラスターも発生しています。藤枝市内の学校の部活動と富士市内の接待を伴う飲食店「TIARA2」がクラスターと認定されました。また県の議会事務局議事課の男性職員の感染も判明しました。

 病床使用率は西部で39.4%、中部で43.9%、東部で60.0%とひっ迫が続き、県全体では46.8%となっています。人口10万人当たりの感染者も上昇し続け、40.5人と過去最高となっています。