第7波への移行とみなす 「県民割」の適用拡大は慎重に… 静岡・川勝知事が3回目ワクチン接種呼びかけ
静岡県の川勝知事は、きょう11日の定例会見ですでに第7波に移行しているとの見解を示し、3回目のワクチン接種を呼びかけました。
第7波への移行の見解
川勝平太知事:「新型コロナウイルスの感染状況は、第7波への移行というふうにみなしております。BA.2は従来のオミクロン株よりも3割程度感染力が強いというデータがございます。3回目のワクチン接種率は、高齢者はご協力いただきまして85%、全年代では43%、すなわち半数以下です。したがって64歳以下の接種促進が欠かせないところであります」
川勝知事は3回目接種を推進するため、静岡市、富士市、浜松市の3カ所にある県の大規模接種会場の利用を呼びかけました。いずれも予約なしで接種可能で、予約枠には余裕があるということです。
一方、今月から始まった観光促進事業「しずおか!元気旅」について、きのうまでにコンビニでの宿泊券とクーポン券の発券がおよそ6万5000件、金額にして4億円余りが利用されていることが発表されました。
川勝知事:「行楽地に出かけるのに適した季節でもあり、順調に利用が進んでいると考えています。県民の皆さんには引き続き基本的な感染防止対策を徹底して活用をお願いしたい」
「県民割」の拡大は慎重に…
政府は今月から「県民割」の「地域ブロック」への適用拡大を認めていますが、川勝知事は慎重な姿勢です。
川勝知事:「再び感染が拡大局面を迎える恐れがあるということで、予断を許さないという現状認識を持っております。これ以上の感染拡大の防止を図る観点から、本事業の対象地域の拡大については慎重に進める必要があるとして、4月28日までは県民限定で進めてまいります。今後は国における事業期間の延長、GoToトラベル事業の再開などの動きも注視しながら4月29日以降、いわゆるゴールデンウィーク以降の観光促進事業の準備を進めてまいりたいと考えております」